アデニア・グロボーサは、アフリカ東部を原産とするトケイソウ科のコーデックス植物で、塊茎が球状に肥大化することが特徴です。その独特な形状と存在感から、観賞価値が非常に高く、塊根植物愛好家の間で高い人気を誇ります。
塊茎部は地表に露出するように育ち、年数を重ねるごとに直径を増し、最大で数十センチに達することもあります。塊茎の表面はざらついた質感を持ち、灰緑色から淡褐色を呈します。そこから細く伸びる蔓性の枝には、切れ込みのある葉を展開します。
乾燥には強い一方で、寒さにはやや弱いため、冬季は休眠状態となります。低温や過湿を避け、風通しの良い環境で管理することが重要です。
希少性が高く、国内での流通量は多くはありませんが、その造形美と存在感からコレクターズプラントとして非常に人気があります。