ユーフォルビア・オベサは、南アフリカのケープ州、グレートカルー盆地に自生する多肉植物です。稀に子株を吹いて群生する個体も見られますが、一般的には単頭で生長します。
若い株は球形をしていますが、成長とともに背が高くなり、円錐形や円柱形へと変化していきます。最大で直径10cm、高さ20cmを超えることもあります。幼苗の頃は、亜種であるユーフォルビア・シンメトリカに非常によく似ており、区別が難しい場合がありますが、成長に伴って稜(りょう)が明瞭になり、より角張った形状へと変化します。
近年では、木質化が進んだ株を「オールドタイプ」と呼び、特に高い人気を集めています。